アルパインクライミング/八ヶ岳・大同心南稜
【日程】 2019年9月20日(金)
【日程】 2019年9月20日(金)
【メンバー】 M崎 T置 S田 Y本(記)
【ルート】
赤岳山荘駐車場→赤岳鉱泉→大同心沢→大同心南稜→肩→南へトラバース→ルンゼ→稜線→登山道→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→赤岳山荘駐車場
【行動経過】
6:05 赤岳山荘駐車場出発。M崎・T置・S田は乗合で1台の車、Y本はバイクで5時に赤岳山荘駐車場に集合予定であった。しかし諸事情により6時05分に駐車場を出発。クライミングで使用する共同装備のロープなどは手分けして持ち個人負担を減らした。
7:18 赤岳鉱泉到着
7:30 赤岳鉱泉出発
7:37 大同心沢通過
登山道からの入口にロープがしてあるが、大同心沢の標識もある。ロープをくぐって中に入り、踏み跡もしっかりあるため迷うことは無いと思う。大同心の尾根に取付いてから徐々に急登になり、森林限界を超えるとすぐに大同心基部に到着する。
ここでハーネス・ヘルメットの準備を行う。南稜の取付きの場所がすぐにわからなく少し探す。小同心方面に進むと古いリングボルト+スリングが取付きのようであり、ここから登ることにした。
S田・Y本ペア、M崎・T置ペアの2グループでS田ペアはダブルロープ、M崎ペアはシングルロープで登る。中間支点はそれぞれのペアで作成・回収とした。S田・T置がリード、Y本・M崎がセカンドで登った。
・1ピッチ目(全3ピッチ・S田・Y本ペアの視点)
ルートは起点から斜め左に上がっていくようになる。途中ボルトとかほぼ無いため、基本中間支点はスリング+カラビナで岩にスリングをかけて作りヌンチャク・カム等は未使用。ホールドはガバが多いが、壁に石がくっついているような状態。取れたりすることもあるため落石には注意が必要である(2回落石あり)。また、非常に岩にロープが引っ掛かりやすく、リードがロープを引き上げる際はセカンドが注意してロープをさばいた方がよい。
ロープ24mくらいで大き目の岩で1ピッチ終了点作成。ボルト等無く、残置ロープスリングが大き目の岩に巻いてある。持参のスリングも使用して終了点を作った。しかし数メートル上に終了点用のボルトあるが、私たちが終了点とした場所の方が、テラス状になっているため、作業はやりやすい。(城田・山本ペアは中間支点は3つ作った)
このピッチでイレギュラ的なことがあり、コールについてのコミュニケーションが上手く行かなかった。
・2ピッチ目(ロープ約30mくらい)
トポや他の方の記録では右フェースの方にトラバースしてから登るようだが(ボルトも打ってあるらしい)、私たちは直登気味のルートを取った。大同心直下のミニピーク少し下に2ピッチ目の終了点を作成。中間支点は5個くらいで、残置ロープスリングなども使用した。
S田・Y本ペアの2ピッチ目の終了点の場所が狭く、そこから少し下にも終了点が作れる場所があったため、M崎・T置ペアはそこに終了点を作った。
ここでも1ピッチ目同様のコミュニケーション確認不足なことがあった。1ピッチ目終了時にお互いにちゃんと確認作業を行っておく必要があった。
・3ピッチ目(ロープ約15m)
3ピッチ目終了点があるテラスまでトラバースせず、一度ミニピーク方面に直登してから終了点に向けて草付きをトラバースしたあと直登した。登って下ってと言う感じにルートを取ったため、スリングを岩にかけて中間支点を取る方法だとスリングが抜けやすかった。(T置・M崎ペアはセカンドが昇る際には3つも取れていた)
11:35 3ピッチ終了
予定ではこの後小同心を登る予定であったが、時間的に厳しいため小同心は止めた。基部バンドをルンゼに向かって下るようにトラバースした。一応途中までM崎がロープを張りそれを残り3名は使いながらトラバースした。ルンゼをフリーで登り、大同心⇔一般登山道の稜線に上がってから登山道まで登った。
13:02 横岳到着
13:30 装備整理や写真撮影等
下山は硫黄岳経由で赤岳鉱泉→赤岳山荘駐車場とした。
13:52 硫黄岳山荘
15:30 赤岳鉱泉
各自アイスを購入して食べたりコーヒー飲んだりのんびり休憩した。
16:00 赤岳鉱泉出発
17:00 赤岳山荘駐車場
その後、鹿の湯(富士見町)でお風呂に入り、須玉の台湾料理屋「龍福」でご飯を食べて21時に解散し、それぞれ帰路に着いた。
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