木道設置作業お手伝いレポート@北八ヶ岳 2021年6月某日

北八ヶ岳・白駒池周辺の木道整備のお手伝いに行ってきました。

※YouTubeもアップしてますのでご覧ください!
北八ヶ岳/山小屋手伝い隊:木道ボッカ編【マウンテンスポーツ同志会 部活動】


もともとは去年(2020年)7月、山と溪谷社で実施したクラウドファンディング「山小屋エイド基金」の取材で北八ヶ岳の高見石小屋に行った際に(取材といっても有休とって自腹で行ったのよ~)、若きオーナーの木村託さんに「ボッカとか整備とか手伝えることがあれば、山仲間をたくさん連れていきますので、ぜひやらせてください!」と伝えたことがきっかけです。
白駒池周辺の登山道は、登山者だけでなく観光の人も立ち入るエリアですし、ぬかるむ→道を外す→コケがなくなる→登山道が無秩序に広がる、ことの予防もあって、木道整備が欠かせないエリアです。
そこで、周辺の山小屋(青苔荘、白駒荘、高見石小屋、麦草ヒュッテなど)が人を出しての木道整備事業を継続的に行なっているそうです。木道の材料となる敷板、杭などは県や市町村(今回は佐久穂町)が予算で用意し、白駒池駐車場まで持ってきてくれますが、敷設現場までの運搬や設置作業は、山小屋と森林組合に任されます。
今回は、全長100mほどの敷設作業。材料の何割かは既に現場に置いてありますが、全体の何分の1は、まだ白駒池の畔にあり、そこから標高差50m、距離約350mの区間は担ぎ上げないといけません。
私たち助っ人?3人は、マイ背負子持参で駆け付けました(ヤンさんの背負子は阿部っちさんからお借りしました)。
担ぎ上げを頼まれたのは、地面に垂直に打ち込み木道本体を支える支柱と、木製の敷板です。この支柱、以前は木製の杭を用いていたそうですが、木製の杭ではとうぜん早く腐食してしまいます。そこで最近ではコンクリート擬木を使っているそうです。擬木は価格が高いため自治体の予算では買ってもらえず、八ヶ岳の山小屋組合(=八ヶ岳観光協会)の会費(環境整備費)から捻出したそう。つまり山小屋が自腹で買ったものというわけです。
この擬木、長さは150~160㎝くらい? 1本が8㎏だそうで、2本ずつ束ねてあります。
私たち助っ人は、まず2本担ぎました(=16㎏)。1回目は背負子に縦向きに縛り付けましたが、背負子は元来、かなり高い位置で背負うものなので、150~160㎝の重量えんぴつみたいな物体を縦に持つとものすごくバランスが悪く、ヨロヨロしながら担ぎ上げました。こりゃダメだということで、2回目は横持ちで4本(=32㎏)に増量しましたが、縦で2本より横で4本のほうがラク。もちろん重いは重いんだけど、なんとかなる範囲です。1回あたりの距離と標高差が少ないので、なんとかなるんですな。でも横に張り出すので、木や看板にぶつけないようにカニ歩きとかしないといけないのがちょっとつらかったですが。
途中で山小屋の方、具体的には黒百合ヒュッテの岳樹さんと青苔荘の山浦さんも担ぎに来ましたが、2人とも6本持ち!(=48㎏)。私は体を壊したくないので、4本持ちにセーブします。
この擬木担ぎ上げを4~5往復くらいやったかな? 擬木が終わると、あとはカラマツの敷板です。これは全長が2mくらいありますが、擬木より密度が低い感じで、2本で20kgくらいかな? そんなに重くはないですが、とにかく長いので、さらに極端なカニ歩きが必要です。板は2~3往復? とにかく合計で8往復しました。
設置現場では、腐った木道を剥がして釘を抜く作業だとか、森林組合の人からチェンソーの使い方を教わりながら板をカットしたり(これは真似事だけでしたが)、ちょっとした補助作業をさせてもらえました。それよりも、木道ってこうやって作るんだ!という全行程を、間近でつぶさに観察できたのが楽しく、勉強になりました。構造的にも強固なものではないってことも、よくわかりました。
材料の7割ほどが現場に上がった状態から、手慣れた大人たち10人がまる1日かけて完成させた距離は100m弱。チェンソー以外はすべて人力で、特に擬木を地面に打ち込む力仕事は、慣れた皆さんでもすごく大変そうでした。
担ぎ上げはきつい作業でしたが、でき上がった木道を眺めるのは気分爽快。静かな森の中、体を使う作業の気持ちよさったらありませんでした。
今後ですが、私たちのボッカ力を認めていただき、いたほうが役に立つ、と思っていただけたようです。
次回は高見石方面の木道設置もあるようですし、黒百合ヒュッテとしても中山展望台方面の作業があるそうで、継続的に声をかけていただけそうですよ。皆さんもマイ背負子をご用意くださいね♡(ちなみにモンベルの背負子は「今期の入荷なし」だそうですよ)。

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